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羽生善治四段、佐藤康光四段の午前2時半からの棋譜並べ

将棋世界1987年11月号、「C2順位戦レポート」より。 9月8日。C級2組第3回戦対局日。東京の会館では19もの対局が行われるため、対局室は満杯。ひしめき合いながら指し手を進めている。 とにかく大所帯のこのクラス。昇級するには、全勝の気構...
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「将棋の初心」を思い出させてくれる文章

将棋世界1987年8月号、内藤國雄九段の「自在流スラスラ上達塾」より。 手元にある画集を観ている。 特に絵に興味があるわけではないが、美しい絵を観るのは楽しいものである。 中にはわけの分からない絵もあるが、それはそれなりに楽しませてくれる。...
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観戦者を楽しませてくれる魅せる将棋

これぞ、魅せる将棋。将棋世界1987年5月号、内藤國雄九段の「自在流スラスラ上達塾」より。 前回に続いて私の順位戦から取り上げていきたい。 第6戦目、真部七段との一戦。 私はプロレスが好きで、よくテレビを観るのであるが、力道山時代には見られ...
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佐藤康光四段(当時)「恥ずかしい。買いかぶりですよ」

近代将棋1988年2月号、湯川博士さんの「十代、この凄いルーキーたち」の「育ちの良さと将棋のカラさ」より。 ある時将棋雑誌の予想記事に、唐突に佐藤康光という名前を見て、これ誰なんだと思ったことがある。彼は2級の時に父親の転勤にともなって、関...
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S少年「席料は頂いてますから、これは結構です」

将棋世界1988年3月号、読者の投稿欄「声の団地」より。 S将棋九段に初めて会ったのは、昭和26年か7年であったと思う。 その頃、渋谷・道玄坂の裏小路のなかに高柳敏夫八段主催の将棋会所があった。まだ焼跡の闇市が栄えていた時代で、木造2階建て...