随筆 三浦弘行四段(当時)「今までの中で最大に待ったを許されたい事、否、恐らく生涯残念に思いそうな事があります」 将棋世界1994年6月号、三浦弘行四段(当時)のリレーエッセイ「待ったが許されるならば……」より。 高校二年生の時、クラスに学生にしては珍しく、非常に将棋に興味を持つ、アマ初段の生徒がいました。 彼は、当時奨励会二段だった私と、同じクラ... 2015.07.14 随筆
随筆 阪田三吉の憂鬱 将棋世界1973年1月号、故・五味康祐さんの随筆「ターチャンのこと」より。 中学2年(昭和10年)ごろ、北野中学生でターチャンという友人がいた。大阪で北野中学といえば秀才の学校である。ターチャンは西郷隆盛みたいに図体が巨きく、眉は黒々と太... 2015.07.12 随筆
随筆 佐藤康光八段(当時)の部屋で島朗八段(当時)が見たテレビドラマ 将棋世界1998年2月号、島朗八段(当時)の巻頭エッセイ「確率の問題」より。 この号は2月号。ということは本当の2月になった時、私は35歳を迎えるので結構こう書きながら驚いている。奨励会や若手の頃は35歳といえば随分先輩というかおじさんだ... 2015.06.26 随筆
随筆 浦野真彦六段(当時)の「待ったが許されるならば……」 将棋世界1994年8月号、浦野真彦六段(当時)のリレーエッセイ「待ったが許されるならば……」より。 徹夜で麻雀をして、通勤ラッシュに逆らって帰る。 マンションの入口で顔見知りの奥さんが数人立ち話をしている。制服を着た子供も一緒だ。どうやら... 2015.06.21 随筆
随筆 丸田祐三九段が釣りをやらなかった理由 将棋世界1983年1月号、能智映さんの「太公望は鳥を釣る」より。 将棋を趣味としている人口はおおよそ1500万人といわれている。では、釣りは―となると、ものの本には800万人と書かれている。将棋人口も、釣り人口も子供たちに普及し、近年どん... 2015.06.16 随筆