随筆 林葉直子女流五段(当時)「きゃあ、郷田くん、やさしい!」 近代将棋1992年11月号、林葉直子女流五段(当時)の「直子の将棋エアロビクス」より。 どこかの県の相撲トトカルチョではないけれど、将棋連盟でもある人間を対象にちょっとしたトトカルチョ的賭けをやっている。 こんなことを暴露すると、刑事さ... 2020.05.08 随筆
随筆 「将棋指しは暗い、という私がそれまで抱いていたイメージは吹っ飛んだ。暗いどころか、底抜けに明るいのだ」 将棋世界1993年1月号、国枝久美子さんの「奨励会という名の青春」より。 私と奨励会の出会いは2年前の夏だった。約2年ばかり、スペインで遊学していた私は日本に帰るとどうしてもバルセロナと同じような港町に住みたい衝動にかられた。それなら何と... 2020.05.05 随筆
随筆 林葉直子女流五段(当時)「ここでは私の実生活におけるオッチョコチョイぶりを披露して、二度とこんな失敗はしないぞという決意のほどを示したい」 近代将棋1992年8月号、林葉直子女流五段(当時)の「直子の将棋エアロビクス」より。 将棋の格言に”うますぎるときは3度読め”というのがある。 これはさほど努力を要する格言ではない。その気になりさえすればすぐにでも実行できることなのだ。... 2020.04.13 随筆
随筆 内藤國雄九段「真剣師は真剣の道ではプロであり、その土俵で戦ったのではプロ棋士もカモにされるのである」 将棋世界1992年8月号、内藤國雄九段の連載エッセイ「真剣勝負の話」より。 宮本武蔵は一生の間に50数回の決闘をし、敗れることなしと自ら語っている。 そのうち幾度かは木刀や薪、船の櫓などいわゆる真剣でないものも用いている。しかしそれで相... 2020.04.05 随筆
随筆 穂坂繭初段(当時)「その羽生棋王とよく腕を磨き合っているよきライバルの先崎五段は、羽生棋王と同じぐらいの六子なのだが冴えた感覚で早指しに勝る!?早打ちである」 将棋世界1992年3月号、囲碁の穂坂繭初段(当時)のエッセイ「将棋との碁縁」より。 よく「将棋は短距離で、囲碁はマラソンだ」って、聞いたことがあるけど、案の定、私は足が遅いので囲碁をやっている。文章にしても、囲碁棋士で書く人はほとんどいな... 2020.03.22 随筆