奨励会

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兄弟子の愛のムチ

近代将棋1985年3月号、「関東奨励会」より。 奨励会では、昇級を争う月2回の例会のほかに、毎月1回「講習会」が行われている。1月の講師は田中寅彦八段。修行時代の話の中で非常に興味深いものがあったので、ご紹介しよう。 寅彦少年は奨励会員時代...
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屋敷伸之初段(当時)「夜空」

将棋マガジン1987年8月号、屋敷伸之初段(当時)の奨励会自戦記「夜空」より。 入会してから1年半、初段になってからは2ヵ月半になります。 初段になってからの成績は、●○○○○●●●です。4連勝して調子がいいなあと思っていたら、見事に3連敗...
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村山聖新四段(当時)「僕の師匠の森信雄先生は世界一の師匠だと思っています」

将棋マガジン1987年2月号、村山聖新四段の自戦記「昇段の一局 夢にまで見た四段」より。昭和61年11月5日▲二段 野間俊克△三段 村山聖▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2六飛△6二銀▲1六歩△...
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奨励会ハイキングの悲喜劇

将棋マガジン1987年6月号、「棋士達の話」より。 奨励会ハイキングは会員に年齢差があり、強弱がはなはだしいのでコースを選ぶのが大変だ。ある時中級コースの山を決め、結構楽しんで頂上に。ところが山の反対側には道路がついていて車でも来られる事が...
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「夜店で一手いくらってやっている人ですか?」

将棋マガジン1986年1月号、鈴木桂一郎二段の「奨励会自戦記」より。 これは今年の8月に滝誠一郎六段達と北岳に登った時のことで、たまたま妙齢の女性と話をする機会があった。そこで職業を聞かれ、滝先生が、「将棋をやっています」と答えると、その女...