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「座布団を敷くような将棋やない」

昭和の関西の将棋界には、厳しくてユニークな棋士がたくさんいた。将棋世界1998年7月号、鈴木輝彦七段(当時)の「棋士それぞれの地平」より。ゲストは福崎文吾八段(当時)。鈴木 福崎君といえば、記録の時も座布団を敷かないので有名だったね。福崎 ...
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藤井猛九段の相振飛車序盤快心譜

将棋世界2002年10月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。 夏といえば高校野球。将棋界の夏は、かつては「将棋まつり」だったが、今は竜王戦である。七月から八月にかけて、本戦から挑戦者決定戦に至る、いちばんおもしろい戦いが見られる。 この...
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仏陀のような顔から文殊菩薩のような妙手を繰り出す

先週行われた竜王戦3組昇級決定戦で、小林裕士六段が糸谷哲郎五段に勝って、2組への昇級を決めた。攻めの鋭さに定評のある小林裕士六段。「攻め十段」、「関西の早指し王」とも称されている。今日のNHK杯将棋トーナメントでは、木村一基八段と対戦する。...
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「四段・五段コース検定問題」と同一局面になった一局

将棋世界1994年1月号、「第52期順位戦」より。 谷川-小林(健)戦は本誌先月号の検定問題と同一局面(信じられないが)になり、そこから小林に”解答”を指されて、谷川は非勢に陥った。 しかし、谷川は落ち着いて勝負手を連発。これが奉功して逆転...
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丸山将棋、先崎八段渾身の解説

将棋世界2000年7月号、名人戦第4局 丸山忠久八段(先)-佐藤康光名人戦「真似のできない仕掛け」より。解説は先崎学八段。記は田名後健吾さん。 今期名人戦は、まず丸山八段が出だし2連勝しました。ぼくは、これが逆に佐藤名人が2連勝スタートだっ...