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「残ったのは郷田さんだけになったか」

将棋世界2005年12月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。 近頃控室で「お目出度う」の声をよく聞く。ちょっとした出産ブームなのである。屋敷九段、木村七段、中座五段、そしてこの日は、丸山九段に女の子が生まれた、と聞いた。 そういえば、こ...
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タイトル戦での忘れ物

将棋世界2000年5月号、塚田泰明八段(当時)の棋王戦第3局観戦記「受けの凄み」より。 対局開始時間午前9時の6分程前に、挑戦者の森内が和服姿で対局場へ入室。 特に決まりがある訳ではないが、タイトル戦では挑戦者が先に入室し、保持者が後から、...
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深浦九段と木村八段の粘り強さ

2011年10月7日対局分までの通算勝率トップ10は次の通り。(日本将棋連盟ホームページ、対局数300局以上) 羽生善治二冠 1157勝448敗 0.7209 渡辺明竜王・王座 380勝179敗 0.6798 山崎隆之七段 431勝206敗...
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男泣きしたファン

将棋世界2006年1月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。 数ヶ月前、国文学の専門誌から、金子金五郎名観戦記の解説の依頼を受けた。 国文学の雑誌が何で金子師の観戦記を取り上げるのだろうと、編集部に問い合わせると、今でも熱烈な金子ファンが...
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振り駒創世記

今ではとても考えられない、のどかな名人戦の光景。将棋世界2005年11月号、故・田辺忠幸さんの「怪老のつぶやき」より。 振り駒の制度が確立したのは、そんなふるい話ではない。今から65年前、昭和15(1940)年の第2期名人戦の観戦記を読むと...