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仏陀のような顔から文殊菩薩のような妙手を繰り出す

先週行われた竜王戦3組昇級決定戦で、小林裕士六段が糸谷哲郎五段に勝って、2組への昇級を決めた。 攻めの鋭さに定評のある小林裕士六段。「攻め十段」、「関西の早指し王」とも称されている。 今日のNHK杯将棋トーナメントでは、木村一基八段と対戦す...
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「四段・五段コース検定問題」と同一局面になった一局

将棋世界1994年1月号、「第52期順位戦」より。  谷川-小林(健)戦は本誌先月号の検定問題と同一局面(信じられないが)になり、そこから小林に”解答”を指されて、谷川は非勢に陥った。  しかし、谷川は落ち着いて勝負手を連発。これが奉功して...
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丸山将棋、先崎八段渾身の解説

将棋世界2000年7月号、名人戦第4局 丸山忠久八段(先)-佐藤康光名人戦「真似のできない仕掛け」より。解説は先崎学八段。記は田名後健吾さん。  今期名人戦は、まず丸山八段が出だし2連勝しました。ぼくは、これが逆に佐藤名人が2連勝スタートだ...
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「残ったのは郷田さんだけになったか」

将棋世界2005年12月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。 近頃控室で「お目出度う」の声をよく聞く。ちょっとした出産ブームなのである。屋敷九段、木村七段、中座五段、そしてこの日は、丸山九段に女の子が生まれた、と聞いた。  そういえば、...
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タイトル戦での忘れ物

将棋世界2000年5月号、塚田泰明八段(当時)の棋王戦第3局観戦記「受けの凄み」より。 対局開始時間午前9時の6分程前に、挑戦者の森内が和服姿で対局場へ入室。  特に決まりがある訳ではないが、タイトル戦では挑戦者が先に入室し、保持者が後から...