随筆 中井広恵女流名人(当時)「女流棋士にとって、洋服は永遠の課題である(そんな大袈裟でもないか)」 近代将棋1995年1月号、中井広恵女流名人(当時)の「棋士たちのトレンディドラマ」より。 ご好評にお応えして(勝手に思い込んでいるが)もう1年ほど書かせていただくことになった。 しかし、広恵のなんでも講座は、もう講義することが無くなって... 2020.09.19 随筆
随筆 「棋士の笑顔を次々に想い浮かべると、自分の頬もゆるんでくる」 将棋世界1994年12月号、中平邦彦さんの巻頭随筆「笑顔を想う」より。 五木寛之さんの「生きるヒント」がロングセラーになっている。 この混乱した不確かな時代に、私たち弱い人間がどう生き抜けばいいのかを、優しい語り口で書いている。それが多... 2020.09.13 随筆
随筆 升田幸三九段「あのとき、すぐ追っ掛けて内藤君を随分探したよ」 将棋世界1994年11月号、内藤國雄九段のエッセイ「酒飲みの恨み節」より。 実際、酒は百薬の長と言われるように良い面がいっぱいある。祭りや祝い事には欠かすことはできないし、人との付き合いも、酒がなければたいていの場合通りいっぺんの付き合い... 2020.09.02 随筆
随筆 「あの人たち、よっぽど将棋が好きなのねえ」 将棋世界1994年9月号、東公平さんの「シナモノエッセイ 窓」より。 対局室の窓とくれば真っ先に思い出す昔話。「九段戦」で大山康晴名人と原田泰夫八段の対局が湯河原の「桃山」という、お座敷てんぷらで有名な宿で行われた。記録係は私。2階で対局... 2020.08.23 随筆
随筆 「勝負が終わるころ、ツクツクボウシが鳴く。ちょっぴり寂しい夏の挽歌だ」 将棋世界1994年9月号、中平邦彦さんの巻頭随筆「蟬は鳴く」より。 いづことしなく しいしいとせみの啼きけり はや蟬頃となりしか (室生犀星) セミが鳴いている。 いま鳴いておかねば、もう鳴くときがないというように。... 2020.08.20 随筆