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米長邦雄前名人(当時)「中年よ大志を抱け」 

将棋マガジン1994年10月号、小室明さんの「夏の東急将棋まつり特別レポート スター棋士の講演を聴く」より。中年よ大志を抱け 米長邦雄前名人 将棋界の”中年の星”として燦然と輝く米長前名人の登場である。開演を前に早くも、会場いっぱいに人垣が...
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羽生善治名人(当時)「A級順位戦の開始から名人戦終了までの一年間は苦しかった。しかし、このように大勢の人に集まっていただいて報われました」

将棋マガジン1994年10月号、グラビア「第52期名人就位式」より。 第52期名人戦七番勝負を4勝2敗で制し、新名人となった羽生善治名人の就位式が、8月8日、東京・文京区の「椿山荘」で行われた。 この就位式は一般ファンにも公開され、約500...
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行方尚史四段(当時)「羽生さんの世代に続くのは僕だ、とアピールするいい機会だと思います」

将棋世界1994年9月号、「第7期竜王戦」より、決勝トーナメントに出場する11人と佐藤康光竜王のコメント。(タイトル・段位は当時) 佐藤康光竜王 今回は若手が入っているという印象です。本命は羽生さん、対抗は一応森内さんに。米長先生、高橋さん...
観戦記

「前夜のパーティーでも女性ファンの姿がかなり目立った。将棋界も様がわりして来たわけで、羽生、郷田の存在は将棋界に明るい未来を予感させてくれる」

将棋世界1994年9月号、高林譲司さんの第35期王位戦七番勝負第2局〔郷田真隆五段-羽生善治王位〕観戦記「燃える真夏の戦い」より。 ものごとには何でも始まりがあるというが、今回それを実感した。 対局日の前日、対局室と盤駒の下見をするのがタイ...
随筆

「あの人たち、よっぽど将棋が好きなのねえ」

将棋世界1994年9月号、東公平さんの「シナモノエッセイ 窓」より。 対局室の窓とくれば真っ先に思い出す昔話。「九段戦」で大山康晴名人と原田泰夫八段の対局が湯河原の「桃山」という、お座敷てんぷらで有名な宿で行われた。記録係は私。2階で対局し...