"七條兼三"

アマ列伝

将棋界の大旦那「七條兼三」(1)

湯川博士さんは近代将棋で「アマ強豪伝」シリーズを連載していたが、その中から珠玉の一作を。 「将棋界の旦那」と言われた故・七條兼三氏の話。 七條兼三氏は、現在の将棋会館建設の際には、真っ先に寄付を申し出て、建設中の仮住まい(高輪)の保証人にも...
詰将棋

双玉詰将棋の創始者だった大道詰将棋店主

近代将棋1993年10月号、湯川博士さんの「詰椅人伝① 加藤玄夫の巻」より。  戦後人々は食い物を探すことから生活をはじめた。どんな金持ちでも正規のルートでは食料が手に入らなかった。ピンとこない若い人は末期のソ連を想像すればそう遠くはない。...
アマ列伝

「将棋の旅」の大酒豪

近代将棋1983年4月号、小池重明読売日本一(当時)の連載随筆「酒と将棋」より。  今回酒友(失礼)である七條兼三氏の御厚意で長崎、雲仙将棋の旅にお供させて頂いた。もう何度もこういう旅行に参加している七條氏は旅慣れている。こんな具合である。...
アマ列伝

小池重明氏「すべてを告白します」(後編2)

将棋ジャーナル1985年12月号、小池重明氏の「すべてを告白します(最終回)」より。 こども将棋教室  私の筆もだんだん重くなってきた。しかし、ここを避けて通ることは出来ない。歯を食いしばって、事件の概略を告白しようと思う。  私にはアマ名...
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関西将棋会館建設の時のこと(1980年)

将棋世界1980年12月号、『関西将棋会館』建設趣意書より。  全国の皆さま、日本将棋連盟はいよいよ「関西将棋会館」を大阪に建設することになり、5月15日に起工式を行いました。  ご承知の通り、将棋は日本固有の文化であり、将棋連盟は伝統を継...