奨励会

「あなたから将棋を取ったら、何が残りますか?」という貼り紙

将棋世界1986年11月号、伊奈嘉文さんの「関西奨励会突撃レポート」より。 神崎三段は気合が入っていた。相手が好調で、次の四段は彼ではないか、と噂される村山三段だったからだ。敵が強ければ強い程燃える男、それが彼なのである。 角換わりの将棋と...
詰将棋

村山聖三段(当時)の関所

将棋世界1986年11月号、浦野真彦四段(当時)の「詰将棋サロン解答」より。 毎月、編集部から送られてくるハガキが120枚前後。一通りザッと解いてみて、不完全と分かるのが半数程。さらに、一題一題時間をかけて調べてみると残るのは30題前後にな...
棋士のエピソード

羽生善治四段と森内俊之四段と先崎学四段の夕食休憩

今年の5月29日に亡くなられた元・近代将棋編集長で将棋ペンクラブ幹事の中野隆義さんから、このブログのコメント欄に寄せられた数々の棋士のエピソードより。森内流が四段になって間もない頃だったかと思うんですが、将棋連盟の四階エレベータホールにある...
インタビュー・対談

大山康晴十五世名人「将棋の技術だけ言ったら、みんな同じですよ。定跡だって詰まし方だって知ってるわけですからね。じゃあ、どこで差が出てくるかというと」

将棋世界1986年2月号、大山康晴十五世名人と毎日新聞の加古明光さんの対談「制度改革の日は近い」より。加古 A級が混戦になった原因としてですね、谷川、米長といった本命の不調があげられると思うんですよ。その谷川さんや、去年B級に落ちたけど田中...
棋士のエピソード

先崎学六段(当時)「そんなに急いで酔っぱらわないでくださいよ夜は長いんだから」

1995年の竜王戦挑戦者決定戦は、佐藤康光前竜王(当時)と先崎学六段(当時)の戦いだった。1勝1敗で迎えた1995年9月22日の挑戦者決定戦第3局、佐藤前竜王は和服で、先崎六段はカジュアルな普段着。勝負は佐藤前竜王が勝って羽生善治竜王への挑...