NHK将棋講座2018年3月号「中村修九段-三浦弘行九段戦」観戦記

今日発売されるNHK将棋講座3月号に、私が書かせていただいたNHK杯戦3回戦 中村修九段-三浦弘行九段戦の観戦記「相居飛車トーチカ戦法」が掲載されています。

中村修九段-三浦弘行九段戦の棋譜再現(NHK)

中村修九段がツノ銀雁木模様から穴熊に、三浦弘行九段が矢倉模様→菊水矢倉→相居飛車で現れることは非常に珍しいトーチカとなった一戦。

三浦九段の非常に鋭い攻撃と、その攻撃をギリギリのところで持ちこたえ、相手に決め手を与えないような受けを続けた中村九段。

150手で三浦九段の勝ちとなった一局です。

* * * * *

150手は記録用紙ちょうど1枚分(記録用紙は1枚あたり150手まで記録可能)。そして、終局も放送時間終了直前。記録用紙も収録時間も、見事にちょうどピッタリ収まった形です。

* * * * *

行数の関係から観戦記に盛り込むことができなかったエピソードとしては、対局前の控え室での中村修九段と解説の塚田泰明九段の会話の一部があります。

  • 30年以上前、中村九段と塚田九段が、旅行でもないのに1週間ほどずっと一緒にいたことがあった(二人のうちどちらかのマンションの部屋に寝泊まりしていたものと思われます)。この1週間の間、ある女優の舞台に通い続けていたということです。

もう一つ、トーチカを一番最初に指したのは中村修九段ですが(このことは観戦記に書いています)、中村修九段はトーチカについて「高橋道雄九段の矢倉の将棋を参考にしました」と話をしてくれました。ちなみに、このこととは直接的な関係はありませんが、トーチカの名付け親は高橋道雄九段です。

また、解説の塚田泰明九段が2015年の升田幸三賞特別賞を受賞した「塚田スペシャル」も一番最初に指したのは中村修九段で、塚田泰明九段が、研究会で当時の中村修九段が指しているのを見て、それから指し始めるようになったと伝えられています。

* * * * *

今回の中村修九段-三浦弘行九段戦の観戦記では、対局前の控え室でのこと、感想戦や後日の話、三浦弘行九段からのファンの方へのメッセージなど、テレビには映らなかった部分も盛り込んでいます。

NHK将棋講座2018年3月号、ぜひご覧ください。

 

 

 

コメントを残す