村山聖5級(当時)「初めは名前だけでした」

将棋マガジン1984年1月号、「昭和58年度奨励会入会者決定!難関を突破した19名に20の質問」より。

5級 村山聖

昭和44年6月15日生まれ 15歳 広島県出身 森信雄四段門下

①いつ将棋をおぼえたか
小2

②どういう方法で
父さんから

③勉強法は
詰将棋

④アマの段位と主な棋歴
四段 中学名人戦ベスト8

⑤入会試験は初めてだったか
二度目

⑥師匠はどういう経緯でお願いしたか
初めは名前だけでした

⑦好きな戦法は
居飛穴

⑧尊敬する(あるいは好きな)棋士
谷川名人

⑨好きな言葉

⑩好きな俳優・歌手・音楽
中島みゆき さだまさし

⑪好きな作家
田中光二・SFならなんでも良い

⑫愛読書
SF、推理の本

⑬学校の成績は
悪い

⑭得意な学科と苦手な学科
皆にが手

⑮身長と体重
145cm・55kg(短足)

⑯血液型
AB

⑰自分の性格は
暗い

⑱奨励会入りに関して周囲の意見は
反対

⑲将棋のほかに趣味は
本読み

⑳将来の目標
名人

 

奨励会入会当日の村山聖5級。将棋マガジン同じ号の写真、撮影は弦巻勝さん。

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「師匠はどういう経緯でお願いしたか」に対する
「初めは名前だけでした」という村山聖5級(当時)の回答。

あらゆる言葉を駆使するよりも、例えば「初めは名前だけでもいいというつもりだったのですが、師匠は病気がちな僕のためにアパートで共同生活をしてくれました。師匠には言葉で言い表せないほど感謝しています」のような回答よりも、はるかに師匠の森信雄四段(当時)に対する感謝の気持ちが強く伝わってくる。