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河口俊彦七段(当時)「丸山名人の影響ではないかと思うのだが、三浦七段の対局中の身の回りが違ってきた」

将棋世界2000年9月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 前回も書いたが、今期のB級1組順位戦は、昇級争い、降級争い共におもしろい。 昇級争いは、A級から来た郷田八段、中原永世十段と、B級2組から上がった藤井竜王と三浦七段が有...
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名人の家主

藤沢桓夫さんの『将棋百話』(1974年)より。 この間の日曜日の昼すぎ、中原-二上戦のテレビ対局を観ようと思って、NHKにスイッチをひねったら、大盤と駒を動かす解説者の後向きの左手が写った。ところが音声が全然聴えない。はて音声の故障かなと思...
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畠田理恵さん「これ、良かったら読んでください」

将棋世界2000年8月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 将棋ファンは至る所にいてくれるものだと思ったことが最近あった。名古屋の居酒屋で、友人と酒を酌み交わしていたら、ふと見ると隣の席に綿引勝彦さんがいるではないか。任天堂6...
随筆

藤原直哉五段(当時)「奥さん、一緒にラーメンの汁をすすりませんか」

将棋世界1995年11月号、藤原直哉五段(当時)の「待ったが許されるならば……」より。 待ったが……と聞いて思いだすのは、奨励会に入会して3年たった17歳、1級のときだった。 相手はU六段(当時二段)との香落ち戦だった。中盤戦だった。双方が...
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対局前日、金魚すくい VS バー・キャバレー

将棋世界1979年10月号、能智映さん(三社連合記者)の「第20期王位戦第4局盤外雑感 王位戦、福岡へ飛ぶ」より。(対局日の前日) ひと息入れ、6時からは西日本新聞の福田社長出席の会席。先に現れた中原は背広上下にきちっとネクタイをしめている...