阿修羅のごとき妖気の羽生善治五冠(当時)

将棋世界2000年11月号グラビア「第13期竜王戦挑戦者決定戦」より。

 竜王戦挑戦者決定三番勝負は、羽生五冠が佐藤九段を2連勝に討ち取り、藤井竜王への挑戦権を獲得した。連日の対局による疲労を心配する周囲に、「暇なよりはいいでしょう」とケロリ。逆立った髪が、阿修羅のごとき妖気を感じさせた。
勝負の鬼が、いよいよ竜王戦に乗り出す!!

 

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将棋世界2000年11月号グラビアの写真の一部。撮影は中野伴水さん。

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この写真は、朝ではなく、感想戦の時のもの。

もちろん寝癖ではなく、対局中にこうなった。

しかし、頭をかきむしったからといって皆が皆このように髪の毛が立ち続けるわけではないので、やはり羽生善治三冠独自の現象と言って良いだろう。

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もし、髪の毛に手を触れることなく、自然に髪の毛が立っていたとしたら、それはそれで凄い。というかそれだけでテレビの番組になってしまう。

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いずれにしても、羽生三冠が「阿修羅のごとき妖気」と形容されるのは、とても珍しいことだと思う。