観戦記

先崎学六段(当時)と深浦康市五段(当時)の長い夜

将棋世界1995年3月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 言うまでもないことだが、若手棋士が勝ちまくるのが将棋界の常識である。しかし、Cクラスの順位戦では特別のプレッシャーがかかるらしく、なかなか予想通りにならない。 たとえば...
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控え室の人気者

将棋世界1995年7月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 夜になると控え室のメンバーが代わった。田中(寅)、青野両九段に、ついさっき庄司三段を破った行方四段も加わっている。こういうところは微妙で、帰りがけにちょっと顔を出したら...
タイトル戦の食事

第62期王座戦第5局対局場「横浜ロイヤルパークホテル」

王座戦第5局は横浜市の「横浜ロイヤルパークホテル」で行われる。→中継横浜ロイヤルパークホテルは、横浜ランドマークタワーの上層階(52階~67階)にある高級ホテル。「天空のホテル」とも呼ばれている。〔ホテル内のレストランと昼食向きメニュー〕ホ...
絶妙手

控え室での三浦弘行八段(当時)

将棋世界2004年3月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。 新年になってから年末の記事を書くのは、気が抜けたような感じもするが、19日に見逃せない勝負将棋があった。 A級順位戦の谷川王位対島八段戦、B級1組の深浦朝日選手権者対郷田九段戦...
棋士のエピソード

20分以内に解けたらプロ級の15手詰の詰将棋

将棋世界1995年8月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 この日の控え室は、13日とちがってやさしい棋士がそろっている。まず田中(寅)九段、森下八段があらわれ、つづいて日浦六段、佐藤前竜王、さらに島八段も姿を見せた。 こういう...