仙台土産(前編)

明日の早朝から仙台へ行く。東京に戻るのは日曜日の夜。

仙台青葉まつり青空将棋教室が楽しみだ。

土曜と日曜のブログ記事は既に仕込んである

ところで、先週、とある妙齢の女性の将棋業界関係者(棋士でもなくライターでもない)と飲んでいるとき、

「週末、仙台に行くのでお土産買ってきますよ」

と、酔っ払って言ってしまった記憶がある。

さて何を買ってくるか…

お土産を渡せるのは、5月23日の将棋ペンクラブ交流会になってしまうので、日持ちのするものでないとマズイ。(5月23日の将棋ペンクラブ交流会に参加いただくと、この、妙齢の女性の将棋業界関係者が誰かが判明すると思います)

今日と明日は、仙台土産について考察してみたい。

1.クラシックかつ王道といえる路線

私が大学生時代、お世話になっている下宿のおばさんに買っていったお土産が、仙台では古来から伝統とされているお土産路線。

支倉焼

フレッシュバターと卵、砂糖、粉でサックリと仕上げた皮にクルミ風味の白あんが包み込まれている和洋折衷のお菓子。

スペイン領国との通商交渉のため、伊達政宗の命により仙台領月ノ浦から船出した慶長遺欧使節・支倉常長の偉業を思い、冠された名称。

下宿のおばさんにとても評判が良かった。

個人的には、ウィスキーのつまみにも合うと思う。

白松がモナカ

全国区の広告でも有名な、モナカ、羊羹の老舗。

個人的には胡麻餡のモナカが特に絶妙だと思う。栗羊羹は若い女性に喜ばれた。

私が高校時代、耳鼻科に二泊三日の入院をしているとき、母が、先生や看護婦さんたちにということで「白松がモナカ」を持ってきた。これから渡しに行こうというときに、病室のドアがノックされ、若い看護婦さんが入ってきた。

「これ、患者さんからのいただき物なんですが、よろしければ食べてください」

若い看護婦さんが持ってきたのも「白松がモナカ」…

これほど、仙台市内では重宝されるお菓子だった。

笹かまぼこ(阿部蒲鉾店)

笹かまぼこ(鐘崎)

笹かまぼこといえば宮城県。通の人によると、石巻や塩釜の魚店で手作りしている笹かまぼこが絶品ということだが、私も食べたことはない。

笹かまといえば、阿部か鐘崎。鉄板級のお土産。

九重

強いていえば汁粉に分類されるのだろうか。ぶどう、ゆず、ひき茶と3種類の風味。極めて美しい飲み物。

そのまま食べても美味しい。

2.クラシックかつ渋めの路線

仙台味噌(佐々重)

塩分が、京都の白味噌5~7%、信州味噌10~12%に対して仙台味噌は11~13%。 仙台味噌といえば佐々重。

長なす漬 

意外と知られていないが、仙台の名物。

3.地元では古来より有名で、比較的最近メジャーになった路線

石橋屋の飴・駄菓子

この店には風情がある。飴や駄菓子にも色気がある。子供の頃は、ここのお菓子をよく食べたものだった。

歴史の古い店だが、1980年代にフジテレビの番組で紹介されて全国区に。

つづく