阿部健治郎 新四段

山形県酒田市出身の阿部健治郎三段が、8月20日に四段昇段を決めた。

阿部健治郎新四段を育んだ、地元・山形将棋界のサイトである「将棋の里山形と ゆうまのホームページ」には、阿部健治郎新四段からのメッセージと、応援している方々からの数多くの祝福の言葉が寄せられている。

山形県からは、飯田弘之六段以来二人目のプロ棋士誕生ということで、山形県の将棋ファンは非常に喜ばれているのではないだろうか。

また、8月14日に、杜の都 加部道場の小中学生たちの大活躍の記事を書いたが、阿部健治郎新四段も、小学6年の頃から月1~2回、山形県酒田市から仙台の加部道場へ通っていたということだ。

「杜の都 加部道場」の掲示板には、加部康晴さん、阿部健治郎三段それぞれのメッセージが書かれている。

加部道場、恐るべし。

大野の三間飛車(2)

振飛車名人、故・大野源一九段の名局鑑賞シリーズ第二弾。

湯川博士さんの「振飛車党列伝」でも取り上げられている、1956年の丸田祐三八段(先)-大野源一八段戦。

中盤で、次の一手のような鮮やかな手が出る。

振り飛車党列伝振り飛車党列伝
価格:¥ 1,449(税込)
発売日:2005-11

1 (2)

大野流5三銀型三間飛車。

美濃囲いの端歩を受けないのも大野流。端歩を受ける一手を他の手に活用するという思想。升田幸三九段も美濃囲いの端歩を受けないことが多かった。

△7四歩も大野流で、3三の角を5一から7三へのぞく攻撃的な意味合いと、居飛車からの7筋位取りを避ける二つの面を持つ。

3_2 (2)

持久戦。お互い様子見のあと、戦端が開かれる。

以下、▲2九飛△4六歩▲同角△4二飛▲4五歩△ 3五歩▲4七金△3四金。

4 (2)  

桂頭を狙いつつ金が盛り上がる。

以下▲6八角△3六歩▲同金△3二飛。

5

振飛車が3筋制圧。

ここで先手は▲2四歩。

△同金で良さそうだが、▲3五歩と打たれ金の身動きが取れなくなる。

次の一手が振飛車らしい絶妙手で△2五金!

6

▲同金なら△3七飛成、▲同桂は△3六飛、▲2三歩成も△3六飛。

一気に捌けてしまう。

本譜は▲2五同飛△3六飛▲2三歩成△3七飛成。

以下、110手で大野八段の勝ち。

9_2

△2五金は鳥肌が立つような手だ。

===

ところで、林葉直子さんのブログが更新されている→のりピー