小学4年生の頃の谷川浩司九段

今日はNHK教育で「第35回将棋の日」が15:00から2時間放送される。

ところで、NHKの将棋番組が初めてカラーで放送されたのは1972年5月5日のことだった。

将棋世界1972年6月号グラビアより。

「5月5日の子供の日にNHK教育テレビで北海道の兼田睦美さん(中学2年)と神戸の谷川浩司君(小学4年)のチビッ子対局と、職団戦A級優勝の金物業界チームの主将金子砿さんとNHK杯戦の覇者 加藤一二三八段との飛落ち指導対局の二局が、将棋番組はじめてのカラーで放映された」

谷川浩司九段が奨励会に入ったのは1973年のことなので、その1年前のことになる。

小学生将棋名人戦などが行われていないこの当時、よくこのような天才少年をNHKあるいは日本将棋連盟が見つけ出してきたものだと思う。

一方の兼田睦美さんは、前年の女流アマ名人戦で準優勝しており、その後女流棋士となる。現在の福崎文吾九段の奥様である。

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谷川浩司九段はA級順位戦で4勝1敗と好調。

明日は、JT将棋日本シリーズ決勝、深浦康市王位-谷川浩司九段戦が 東京都江東区の「東京ビッグサイト」で行われる。

つるの剛士さんが大会のサポーターとして参加する。→メッセージ

深浦康市王位は、明日放送されるNHK杯トーナメント(対 畠山鎮七段戦)にも登場する。