神吉宏充六段の飲みっぷり。今もこのパターンかどうかはわからないが、十数年前の話。
小林恵子さん「本気十番勝負」より。
神吉さんが「神戸に遊びに来てや」と神戸に誘ってくれた際の御馳走たるや、半端ではなかった。
フグに始まり、素敵なBARを挟み、それから
「ステーキでもどうや?」と…。さすがにお腹一杯なので遠慮をすると、何件もの行きつけのお店に連れていってくれて、その度にお店の女の子を総動員させ連れ回り、最後はイタリア料理の店で御馳走して締めくくる。
いや、こちらから締めてもらったと言ってもいいだろう。
(中略)
これが、『神吉流の最高のもてなし!』と、いう事なのだろう。
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2軒目を終わったあとの「ステーキでもどうや?」。
東京で同じことを言うと「変なおじさん」になるが、ステーキの本場、神戸で使うと、殺し文句に変わる。
一度使ってみたい言葉だ。