近代将棋2001年5月号、渡辺明四段の「16歳高校生棋士 トップを狙え」より。
みなさんこんにちは。だいぶ暖かくなってきて、プロ野球の開幕も迫ってきました!! ボクは小学生のときから野球が大好きだったのですが、そのせいで?? プロ野球シーズン中に奨励会で昇級したことがあまりありませんでした。理由は簡単。小学生当時、巨人ファンだったボクは、当然、テレビ中継を毎日見ていたんです。
小学生時代の一日は……学校が終わり、友だちと遊んで帰ってくるのが6時ごろで、風呂に入り、夕食を食べ、7時~9時半まで野球を見て寝る……あれれ? 将棋を指してる時間がありませんね~……このままではいけない!!と思ったボクはとてもナイスな考えをあみ出したんです。さて、ここで問題です。小学生だったボクがあみ出したナイスな考えとは、なんでしょ~??(答は文末で)
私も小学生時代は巨人ファンだった。
1番 柴田 レフト
2番 土井 セカンド
3番 王 ファースト
4番 長嶋 サード
5番 森 捕手
6番 国松 ライト
7番 黒江 ショート
8番 吉田 センター
9番 金田、宮田、城之内、堀内 投手
監督 川上
巨人のV9時代は、私が小学2年から高校1年までの間だったので、どっぷりと巨人を応援できていたような気がする。「巨人の星」も毎週テレビで見ていた。
ところで、小学生時代の渡辺明竜王があみ出したナイスな考えとは…
さて、冒頭の問題の答ですが「巨人ファンをやめる(笑)」です(自分でもあきれるぐらい、単純な考えだな~)。
非常に意表を突く方策だ。
それにしても、大好きだったものをスパッと止めたわけだから、小学生とは思えないような意志の強さだ。
「栴檀は双葉より芳し」の良い事例になると思う。