9月27日の月曜日、湯川博士・恵子さんからのお招きで、湯川家でタコ料理大全ともいうべきタコのフルコースをご馳走になった。
将棋ペンクラブ事務局のアカシヤ書店の星野さん、大賞担当の三上さん、私の面子。
タコ好きといえば星野さん。
星野さんは神戸のステーキ店でタコのステーキを頼んでしまうほど、タコに入れあげている。
タコ料理大全のメニューは次の通り。
・茹で蛸のカルパッチョ(博士作)
・蛸と里芋の煮物(恵子作)
・蛸の唐揚げ転じて蛸の天麩羅(恵子作)
・蛸の刺身
・たこ焼き
他にもいろいろとあった。
美味しい酒と会話、時間はあっという間に過ぎる。
蛸にはあまり興味のない私ではあったが、タコのカルパッチョは絶品で、恵子さんが失敗作と言っていたタコの天麩羅もいい味を出していた。
タコ三昧で星野さんは恍惚の表情。
「さすがに星野さんも蛸とご飯は一緒に食べませんよね」
「蛸とご飯は一緒に食べないなー。でも、唯一、蛸の炊き込みご飯は絶妙なんだ」
「えっ、蛸の炊き込みご飯なんて、そのようなものがあるんですか?」
「ある。蛸自体にはあまり味がないから、いろいろな楽しみかたができるんだ。こちらが好きなように味付けができる。まるで処女のように」
星野さんがニヤッと微笑んだ。江戸川乱歩の小説に出てくる少女を誘拐する悪役のような雰囲気だった。
良い意味での「タコの無間地獄」を楽しんでいる星野さん。
アカシヤ書店に行かれる方は、「ここの店主はタコがお好きらしいですね」と言えば、掘出し物を探してもらえるかもしれない。
この日は非常に楽しい宴会で22時過ぎに散会したのだが、私は酒の無間地獄に陥ったのか、大雨にもかかわらず、家に帰った時は傘を持っていなかった…