広島の親分(最終章-1)

仁義なき戦いフリーク
湯川博士さんの取材に同行した翌週、私は早速、飯干晃一著「仁義なき戦い」を買い求めた。「仁義なき戦い」のビデオも全5巻を見直した。
 私は、現地へ行く前は最低限のことしか調べないが、行った後に熱中してしまい、関連する様々なことを調べ尽くすという傾向がある。高木さんのこと、高木さんが置かれていた環境など、可能な限り調べようと思った。心の底で、高木さんの大ファンになっていたのだと思う。
 高木さんの名前は、飯干晃一著「仁義なき戦い」で2箇所出ていた。昭和27年の岡組と村上組(高木さんが組長)の抗争の頃の話。

映画の「仁義なき戦い・広島死闘編」では高木さんがモデルになっている倉光俊男(中村錦司が演じた)が出てくる。大友連合会(村上組がモデル)の大友会長(加藤嘉)が、テキヤから離れ博打打ちとなっていた次男(千葉真一)を破門し、次は倉光に継がせるというシーン。
 高木さんは、昭和30年代以降の広島抗争には関わっていないので、「仁義なき戦い」で出てくる場面は非常に少ない。
 「仁義なき戦い」のビデオやDVDを何度も何度もみたおかげで、私の「仁義なき戦い」や広島抗争についての知識は飛躍的に高まった。

仁義なき戦い―美能幸三の手記より (決戦篇) (角川文庫 (4395)) 仁義なき戦い―美能幸三の手記より (決戦篇) (角川文庫 (4395))
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発売日:1980-03
仁義なき戦い―美能幸三の手記より (死闘篇) (角川文庫 (4394)) 仁義なき戦い―美能幸三の手記より (死闘篇) (角川文庫 (4394))
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発売日:1980-03