ストイックだった深浦康市少年

今日はバレンタインデー。そして深浦康市九段と山崎隆之七段の誕生日。

今日は、深浦康市九段の少年時代について。

将棋世界2000年7月号、鈴木大介六段の「鈴木大介の振り飛車日記」より。

深浦六段とは将棋も教わったが、初めて将棋連盟にサッカー部を作った時の初代メンバー同士でよくその頃遊んだ事が一番思い出に残っている。また、その頃は、超が付く程のまじめ人間で(今は…?)そのまじめ振りには何度も驚く場面があった。

深浦三段、鈴木初段の頃…。研究会の帰りに食事に行こうとした時に、

「一週間後に大事な三段リーグの対局があるので今日は…」

いくら何でも一週間も前から調整とはすごい気迫だ。

深浦四段、鈴木三段の頃…。

「ダイチ君、TVゲームの何が面白いの?」

その頃僕もゲームにハマっていて…

「そりゃ(中略)主人公のレベルを上げて強くしていくのが…」

不思議そうな顔で、

「でもゲームでいくらレベルを上げても、やってる本人のレベルは上がらないでしょ」

「…」(まあこれは遊びでゲームなんだからとは三段の僕には言えない)

今では立派な遊び人?に成長したが、当時は深浦さんが10秒以上笑い続けるところを見る事はなかった。

その他にも面白い事も多くあるが将棋の解説もしないと怒られそうだ。

(以下略)

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絵に描いたようなストイックさだ。

絶対に凄いと思う。

深浦九段が四段になったのは1991年10月。

鈴木大介八段が四段になったのは1994年10月。

深浦四段、鈴木三段の時代のゲームといえば、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」、「ファイナルファンタジーV」と考えられる。

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私は個人的に「ドラゴンクエストⅢそして伝説へ…」が最も名作だと思っている。