今日、フジテレビ系で21:00から「鍵のかかった部屋 第3話」が放送される。
このドラマシリーズは、昨年の将棋ペンクラブ大賞特別賞を受賞された貴志祐介さんの防犯探偵・榎本シリーズ・・・「硝子のハンマー 」「狐火の家 」「鍵のかかった部屋」が原作となっており、今日の第3話は将棋に関わる事件。
→大平クオリティー「鍵のかかった部屋 」
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フジテレビのサイトのあらすじを要約すると、次の通り。
プロ棋士・竹脇伸平五段がホテルの一室(ドアチェーンがかかった密室状態)で殺害され、主人公である大手警備会社セキュリティ研究員の榎本径(大野智)、法律事務所の青砥純子(戸田恵梨香)などが捜査に乗り出す。
室内には携帯用の将棋盤、棋書、将棋新聞、飲みかけのコーヒーカップ。
竹脇五段は、来栖奈穂子女流三段(相武紗季)の恋人だった。
来栖奈穂子女流三段はマスコミでも話題の美人女流棋士。
その後、女流四段昇格をかけたリーグ戦がはじまり、来栖女流三段が勝ち進む。美人棋士の勝利とあって報道陣の注目も来栖女流三段に集まる。
その様子を見ていた中野秀哉四段(忍成修吾)は、竹脇五段の死後ますます来栖女流三段の人気が高まり、竜王戦で八連覇を成し遂げた毒島薫竜王(貴志祐介)がかすんでしまい気の毒だ、と漏らす。
依然、犯人像が浮かび上がってこない中、榎本と青砥が谷二郎八段(児玉頼信)を訪ねると、谷八段は殺された竹脇五段を恨んでいる人間は腐るほどいて、毒島竜王もそのひとりだったと言う・・・
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現実の世界は渡辺明竜王、ドラマでは毒島(ぶすじま)薫竜王。
”竜王戦”と”竜王戦で八連覇を成し遂げた”だけが架空でないところが面白い。
毒島竜王の役は原作者の貴志祐介さんが演じる。
→第3話に竜王役でご出演!「鍵のかかった部屋」原作者 貴志祐介先生からのメッセージ(フジテレビ)
予告動画を見ると、来栖奈穂子女流三段は、昔の林葉直子さん風の雰囲気か。
そして、里見香奈女流三冠から一文字(奈)とってきて「なおこ」または「なほこ」。
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フジテレビ系の月9に将棋が登場するとは、昔を考えれば夢のような話だ。
なおかつ、「鍵のかかった部屋」は高視聴率ドラマ。
愛棋家でもある貴志祐介さんは、昨年の将棋ペンクラブ大賞贈呈式で、「いろいろな形で将棋界の応援をしていきたい」と語られていた。
今回のドラマは、貴志祐介さんから将棋界への非常に素晴らしいプレゼントだと思う。
→田丸昇公式ブログ と金 横歩き 「作家・貴志祐介さんの小説『ダークゾーン』が将棋ペンクラブ大賞で特別賞を受賞」
第23回将棋ペンクラブ大賞特別賞受賞作
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