11:20
加藤桃子女流王座のお母様が来場。
twitterでのご本人のtweetから、加藤桃子女流王座のお母様が来られるかもしれないことは把握していたので、受付のお名前記入欄に”加藤”と書かれた瞬間に、加藤桃子女流王座のお母様であることがわかった。
昭和後半のアイドル系の雰囲気。
「加藤女流王座のお母様でいらっしゃいますよね」とお聞きすると、笑顔で「はい」。
加藤桃子女流王座のお母様は、もちろん、加藤桃子王座に似ていることは当然なのだけれども、むしろ、夫である故・加藤康次さんの顔の印象に似ているようにも感じた。
加藤康次さんのお顔は写真でしか拝見したことはないが、その複数の写真で見た顔の雰囲気に似ているような感じがしたのだ。
とても仲の良い夫婦や恋人同士は顔の雰囲気が似ていると古来より言われている。
その言葉を思い出した。
11:21
そばにいた湯川恵子さんに「加藤女流王座のお母様ですよ」と紹介すると、「あらー、加藤桃子さんの」と恵子さん。
加藤さん「『ネットとらふ』ではいつも湯川さんの書き込みを拝見していました」
恵子さん「あれまー」
『ネットとらふ』は1990年代初頭に開局された将棋のパソコン通信。
その後に開局された『ネット駒音』とともに、ファンやプロ棋士、観戦記者などが参加した無料のパソコン通信だった。
将棋とネットが初めて融合した時代と言って良いだろう。
加藤さんは『ネットとらふ』によく出入りをされていたとのことで、今で言うtwitter将棋女子のはしりだったことになる。
11:25
加藤さんはアマ有段者の実力。
さっそく櫛田陽一六段と飛車落ち戦。
11:50
加藤さんは惜しくも櫛田六段に敗れるが、側で見ていた湯川博士さんが加藤さんに、
「あなた、強いねえ。なかなかいい指し方をしている。どこで習ったの?」
そういえば、湯川博士さんには加藤桃子女流王座のお母様と伝えていなかった。
湯川恵子さんが湯川博士さんに、「ヒロちゃんねー、彼女は加藤女流王座のお母さんなんだよ。何とぼけたこと言ってんのよー」
湯川博士さんは湯川恵子さんに、「バカヤロー、なんでそれを早く言わないんだ」
12:00
今年は、初めて来られている男性の方が多く、20代の若い男性も目立った。
東公平さんが会長を努める深川棋遊会からも複数の方に来ていただいた。
また、南三陸町からOさんが、今年も美味しい日本酒を持ってきていただいている。
13:00
後藤元気さんが来場。
今日は研究会があるとのこと。
「僕はあっちの部屋にいますので、何かあったら呼びに来てきださい。・・・って何もないでしょうけど」
と、笑って去っていった。
「わたし、後藤元気さんのファンなんですけど、えーー、今日、後藤元気さん来てないんですかー」というような女性ファンが来場するようなことがあったら、呼びに行こうと思ったが、この日はそういうことは特にはなかった。
13:10
この日は、午後から駒桜イベント、また午前中から将棋女子の方による新宿御苑での将棋ピクニックが企画されており、Gさんは早々に駒桜へ、加藤桃子女流王座のお母様とKさんは将棋ピクニックへと出かけていく。
皆さん、懇親会の時にはまた戻ってきていただいている。
13:20
将棋会、手合いがつかないと幹事が相手となる場合があり、今年は私も駆りだされ、何局か指している。
14:00
4階エレベータ前の喫煙所に三村亨指導棋士四段が。
三村亨指導棋士四段は子供指導に定評があり、将棋会館で子供教室を開催している。
交流会の日、三村さんとタバコを吸いながら雑談をするということが、ここ5年ほど続いている。
三村指導棋士四段のエピソード→花村元司九段-加藤一二三九段戦での「ポン!」
14:30
将棋ペンクラブ会報春号の「将棋女子対談」に出ていただいたTさんが来場。
Tさんは、二時間ドラマのクールな女優の雰囲気。
手合いがついて対局をしている。
15:00
4階エレベータ前でタバコを吸っていると、エレベータから木村晋介将棋ペンクラブ会長が降りてきた。
「今日の午前中、鈴木環那女流二段が来てくださいました」
と報告すると、木村晋介弁護士はうなずきながら、「将棋指そうよ」。
木村会長の得意戦法はゴキゲン中飛車。
相手の得意技を真っ向から受けて勝つ、、、つもりだったが潰されてしまった。
木村会長は、ものそごくゴキゲンに。
私には石田流しかないことを再認識させられる。
16:00
将棋会が終わって、表彰式、懇親会に。
(つづく)