2014-03

棋士のエピソード

村山聖七段(当時)のボケと井上慶太六段(当時)のツッコミ

将棋世界1994年3月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。  1月18日のC2の順位戦の日、棋士室のモニターには木下(晃)六段-飯田五段の一戦が映っている。  そこに研究熱心な二人の男が入ってきた。それでは井...
観戦記

羽生善治四冠(当時)の異次元の着想の一手

将棋世界1994年3月号、N記者の第63期棋聖戦〔羽生善治棋聖-谷川浩司王将〕第2局観戦記「棋聖降臨」より。  2図は、谷川が6六の角を勇躍7五に出た場面である。駒の損得は先手の角金交換だが7九のと金の存在も大きい。玉の堅さは後手に軍配が上...
自戦記

渡辺明四段(当時)の超最先端研究

近代将棋2003年5月号、渡辺明四段(当時)の連載自戦記「18歳高校生棋士 トップを狙え!」より。  プロ野球は開幕目前です。ひいきのヤクルトは、やはりペタジーニが抜けたのが大きく下馬評課低いようです。  西武から移籍の鈴木健、高卒ルーキー...
観戦記

森内俊之六段(当時)「抱負と言われても、ちょっと・・・。望んでいることならありますけど、それでもいいですか」

将棋世界1994年1月号、N記者の第24回新人王戦第3局〔森内俊之六段-佐藤康光七段〕観戦記「新人王の樹よ伸びろ」より。 竜王戦挑戦者決定三番勝負に始まった森内俊之六段対佐藤康光七段のライバル対決は、B級2組順位戦、そして新人王戦決勝三番勝...
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升田幸三九段(当時)「おちついて酒が呑めん。明日からおまえは一人でめしを食え」

将棋世界1992年10月号、山本武雄八段(当時)の大山名人の思い出・追悼文「會者定離のことわり」より。 大山名人を語る上において絶対欠かせないのは、旺盛な食欲と麻雀。  酒は乾杯程度だが、知る人ぞ知る大変な健啖家。対局でどこかへ出掛けても、...