竜王戦第4局は、静岡県袋井市の「葛城 北の丸」で行われる。→中継
「葛城 北の丸」は、ヤマハリゾートが経営する高級旅館。
「葛城」という名は昔この地が葛の産地であり、古墳時代に砦が築かれていたことからつけられた。また、「北の丸」は、隣接する掛川市が山内一豊が城主として名高い町であったことから城のイメージを追求して名付けられた。
北の丸とは将軍や大名の正妻が居住した館の別名で、殿様が城の中で疲れを癒すように食事やくつろぎ感を満喫できる城郭の中の「北の丸」のような心地よい空間で愉しめるようにというコンセプト。
2002年には、サッカーワールドカップ日本代表のトルシエ監督がここを「サムライたちが心身を休める場所」と位置づけ、合宿所に選出されているという。
〔「葛城 北の丸」の食事〕
食材の厳選に加え、調味料の選択や調理方法、魚を〆る技術やブイヨンづくりまで、目に見えない美味しさの部分にもこだわっている。
新鮮な魚介類は遠州灘、駿河湾のものが中心、野菜などは袋井、森町、掛川など地元の物を中心に取り揃えている。春は真鯛、由比の桜海老、森町の椎茸など、夏には車海老、鮎など、秋には太刀魚、ムツなど、冬には御前崎の伊勢海老、クエ、舞阪のトラフグなどが旬を迎える。日本一の生産量を誇る豊岡の海老芋も有名。
〔「葛城 北の丸」での食事実績〕
「葛城 北の丸」でのタイトル戦の昼食実績は次の通り。（将棋棋士の食事とおやつによる。タイトル・段位は当時のもの）
2002年王将戦第5局
羽生善治王将 ◯
一日目 オマールえびのスパゲティ
二日目 ビーフカレー
佐藤康光九段 ●
一日目 ひつまぶし
二日目 ひつまぶし
〔昼食予想〕
本局では、森内竜王、糸谷七段ともにビーフカレーを採用すると予想したい。
森内俊之竜王
一日目 ひつまぶし
二日目 ビーフカレー
糸谷哲郎七段
一日目 ビーフカレー
二日目 オマールえびのスパゲティ
「葛城 北の丸」の伊勢海老料理
