バトルロイヤル風間さんのブロマガ『オレたち将棋ん族ZOKU』に、早くも藤井聡太新四段が登場した。
加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治三冠、渡辺明竜王も出てくるこの4コマ漫画だが、よくこんなバカバカしいことを考えつくなと深く感心するほどのストーリーが展開されている。
→ブロマガ『オレたち将棋ん族ZOKU』(チャンネル月額200円)
——–
週刊新潮最新号にも藤井聡太新四段の記事(学校の授業は5分で理解する「天才棋士」の栴檀は双葉より芳し)が載っている。
まず、藤井聡太新四段が小学1年から2年まで通っていた将棋教室の中山則男指導棋士六段が、藤井少年が将棋に負けるといつも泣いていたこと、よっぽど負けず嫌いなんだろうと思ったこと、小学1年で詰将棋解答選手権に出場し全問正解して驚いたこと、などを語っている。
中山則男指導棋士六段といえば、過去のブログ記事にも登場する味わい深いキャラクター。
藤井新四段の誕生は嬉しかったことだろう。
——–
藤井新四段が将棋を覚えたのは5歳の時だったが、きっかけは隣家に住む祖母が一緒に遊ぶために勧めた公文式の「スタディ将棋」。
祖母の育子さんは、すぐに自分は勝てなくなって対局相手はお祖父さんになったが、それもあっという間に相手にならなくなったと話している。
——–
師匠の杉本昌隆七段は、師匠に負けても悔しがるほどの藤井少年の負けず嫌いについて、祖母の育子さんは、小学生の藤井少年が将棋のことを考えながら歩いていたために2、3度ドブに落ちたこと、母の裕子さんは、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』(全8巻)を小学6年で全巻読破したこと、「どうして5分で分かることを授業で45分もかけて教えるんだろう」と藤井少年が言って驚いたこと、を語っている。
——–
更に、母の裕子さんは、藤井新四段の好きなものはラーメンで、苦手なものは虫であると明かしている。
どれくらい虫が苦手かというとバッタも掴めないほどだという。
渡辺明竜王が苦手なのは虫の中でも飛ぶ虫を中心としているので、藤井新四段は渡辺竜王に輪をかけて虫が苦手ということになる。
——–
虫というと、高校生の頃に読んだ江戸川乱歩の『蟲』という恐ろしい小説を思い出してしまう。
あと、脳裏に浮かぶのは、つのだじろうさんの漫画『虫』。
もう弁当が食べられなくなる。
→つのだじろう「文庫版 亡霊学級」(愛媛の小さな古本屋・FULL本屋 入荷情報etc…)