2020-07

自戦記

行方尚史四段(当時)「石にかじりつき血を吐いても勝ちたかったのが本局である」

近代将棋1993年11月号、行方尚史四段(当時)の第13回三段リーグ12回戦〔対 松本佳介三段〕自戦記「一分将棋を戦う」より。  1986年10月、僕は奨励会に入会した。東京で一人暮らしを始めて半年後のことだ。  不覚にもその時、その後の暗...
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羽生善治五冠(当時)「しかし、家に私が帰る時は何事もなく平静そのものでした」

将棋マガジン1993年11月号、羽生善治五冠(当時)の「今月のハブの眼」より。  今年の夏は夏らしい日々が来ずに終わってしまいそうです。  こんな冷夏は私が生まれて記憶のある中では初めてです。  そして、こんなに災害が短い期間に続いたのも珍...
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郷田真隆五段(当時)「京都のお寺をお参りして帰ります」

将棋マガジン1993年11月号、高林譲司さんの第34期王位戦 シリーズを振り返る「短かった夏」より。  今年の夏は短かった。吐く息まで燃えるように暑い日は、ほんの数日。のどもと過ぎれば何とやらで、今となれば、そんな暑い日はあったかなと首をか...