棋士のエピソード

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谷川浩司王将(当時)「いや、出席しようとは思っているんですけど、いつその返事を出そうかと思って……」

NHK将棋講座1996年2月号、鈴木宏彦さんの「将棋マンスリー 東京」より。 「羽生六冠王と畠田理恵さん、挙式の日取り決定」  中川六段の婚約発表から数日後、今度はこの見出しが12月13日付のスポーツ紙に踊った。日取りは今年の3月28日。師...
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藤井猛六段(当時)と同じ野球のユニフォームを着た応援団。

近代将棋1996年2月号、大矢順正さんの「棋界こぼれ話」より。 キングス現役対OB戦  初冬の午後。  草野球のメッカ・神宮外苑野球場のベンチ裏には神宮外苑名物のイチョウ並木から飛んできたのだろう。数枚の黄色のイチョウの葉が散っていた。 (...
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先崎学六段(当時)「このことを佐藤君に言わなきゃ気が済まない」

将棋世界1996年2月号、野口健さんの「編集後記」より。  エッセイにある通り、先崎六段の飛行機嫌いは相当なもので、往きは珍しく言葉も少なめで不安そう。  ところが、帰りは可愛いスチュワーデスの方と対面の席で、ちゃっかりと話が弾んでいました...
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先崎学六段(当時)「彼は、一度だけ『自分の将棋はまだまだ甘すぎる。もっと強くなりたい』といってうつむいた。なんとも艶っぽい姿だな、と思った」

将棋世界1996年2月号、先崎学六段(当時)の「先崎学の気楽にいこう」より。 昨日からの続き。 12月某日―一日飛んで、帰る日である。僕は二日目の夜もラーメンを食べた。九州独特の替え玉をつかい、合計して二日間で4杯食べたことになる。さすがに...
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先崎学六段(当時)「僕は、挑戦者決定戦で佐藤康光君に負けた。直後は、ええいしばらく仕事はしないぞ。とくに竜王戦関係の仕事だけは受けてやんないぞ、と思ったが…」

将棋世界1996年2月号、先崎学六段(当時)の「先崎学の気楽にいこう」より。  11月某日―本誌の取材で、竜王戦を観に博多に行く。ご存知のように、僕は、挑戦者決定戦で佐藤康光君に負けた。直後は、ええいしばらく仕事はしないぞ。とくに竜王戦関係...