棋士のエピソード

棋士のエピソード

昼食にドリアを頼んだ挑戦者

近代将棋2005年2月号、鈴木宏彦さんの「将棋指し なくて七癖」より。1局で3キロ減る「将棋は体力」。昭和63年、まだ47歳の若さで急逝した板谷進九段はよく色紙にそう書いた。 バイタリティのかたまりのような人だった板谷九段は十代後半の奨励会...
棋士のエピソード

谷川浩司名人(当時)「どうします?」

昨日の記事から1ヵ月後くらいのこと。近代将棋1989年12月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。某月某日 谷川王位の就位式に出席するため上京。宿泊場所の将棋会館に着いたときは夜9時を回っていた。対局室をのぞくと谷川・島戦(王将リーグ)が終...
棋士のエピソード

「谷川さんをツモろう」

近代将棋1989年11月号、塚田泰明八段(当時)の連載エッセイ「ライトな気分で」より。 9月某日。 私は午前10時30分上野発で、茨城県の筑波へ向かった。 将棋大会の中での指導対局が私の仕事である。 現地には12時頃に着き、4時には仕事が終...
棋士のエピソード

谷川浩司名人(当時)「こういう面白すぎるものを家に置くと大変だ」

将棋世界1984年2月号、中平邦彦さんの「神戸だより」より。 さて将棋界はとみると、内藤九段が中原十段に2連勝してあっさり名将位を取っていた。王座戦のお返しをしたわけで、さすがというべきか。 続いて全日本プロ戦は準々決勝で神戸組の激突だ。内...
棋士のエピソード

将棋界の、すぐには信じられない話

将棋世界1984年2月号のコラムより。物忘れの天才 振飛車対策に急戦の新機軸をうち出す青野八段。「現代に生きる山田流」はこれからが佳境です。ところで青野八段が棋界でも1、2を争う”物忘れの名人”なのをご存知でしょうか?つい先日も将棋会館の中...