自戦記

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行方尚史四段(当時)「△7六歩と突き出した時は、夢にも思わなかったはっぴいえんど」

将棋世界1995年8月号、行方尚史四段(当時)の第14回早指し新鋭戦決勝〔対 丸山忠久六段〕自戦記「奇跡的な逆転」より。  まだ5局しか指してないけど、持ち時間の短いテレビ棋戦は行き当たりばったりな僕の将棋に向いていると思う。持ち時間の長い...
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山崎隆之六段(当時)「そんなに置いて行かないでよ。遠くに行かないでよ」みたいな(笑)

将棋世界2005年1月号、第35回新人王戦決勝三番勝負〔佐藤紳哉五段-山崎隆之五段〕第3局「『西の山崎』といわれたい」より。自戦解説は山崎隆之六段(当時)。  新人王戦二度目の決勝戦。今回の相手は佐藤紳哉五段でした。  佐藤五段はぼくより4...
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谷川浩司名人(当時)「その日、連盟に着くまでの私は、正にルンルン気分であった」

将棋世界1984年8月号、谷川浩司名人(当時)の自戦記(第23期十段戦挑戦者決定リーグ 対加藤一二三九段戦)「見事に寄った一局」より。  その日、連盟に着くまでの私は、正にルンルン気分であった。もちろん、名人戦3連勝を含めて各棋戦好調で、将...
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谷川浩司名人(当時)「感覚を破壊された」

将棋世界1984年10月号、谷川浩司名人(当時)の連載自戦記〔第23期十段戦リーグ 対福崎文吾七段〕「感覚を破壊された」より。 対局前日  甲子園球場へ。阪神-巨人戦を観に行く。読売テレビのゲストとして、村山実さんとお喋りをさせてもらった。...
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升田幸三実力制第四代名人「相手はうまい手を指してきた。どう考えてもこちらが悪いが、このくらいで参っていては将棋で飯は食っていけない」

将棋世界1995年11月号、島朗八段(当時)の連載自戦記〔第54期A級順位戦 対森下卓八段戦〕「秋の夜長」より。  猛暑も過ぎてみれば懐かしい。やはり涼しくなると将棋の時期という感じがして、不思議と心身共にきちんとしたくなるものである(いく...