自戦記

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五つ星の自戦記

将棋世界2001年5月号、藤原直哉五段(当時)の自戦記「四段昇段の一局 甘さと厳しさ」より。  棋士になって13年。35歳。  人生の折り返し地点を過ぎた。  四段になってから現在までを振り返ると、順位戦は7連勝から3連敗で昇級できなかった...
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初代・対局中外出禁止令

将棋世界1984年3月号、米長邦雄三冠(当時)の王位戦予選(対武者野勝巳四段)自戦記「トン死で勝つ」より。  本局は王位戦の予選で、勝った方がリーグ戦入りをかけて武市四段と戦うという一番である。相手の武者野四段は花村門下の30歳。  彼は去...
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滝誠一郎五段(当時)の絶妙な自戦記(対 小池重明アマ戦)

将棋世界1980年1月号、滝誠一郎五段(当時)のアマプロオープン戦〔小池重明アマ-滝誠一郎五段〕自戦記「これがプロの実力だ!」より。 陽の当たる場所  いよいよ五段陣の登場となりました。  アマ強豪のお手並み拝見といきましょう。  この「強...
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「ワシの戦法を使ってくれた」と感謝された谷川浩司五段(当時)

将棋世界1980年4月号、谷川浩司五段(当時)の新アマプロオープン戦〔田中雅典アマ-谷川浩司五段〕自戦記「敗者への想い」より。  対局場所は関西本部。わざわざ広島から上阪される田中さんには、御気の毒なことであり、申し訳ないと思う。  私の家...
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大山康晴十五世名人の欲望

将棋世界1979年1月号、大山康晴十五世名人の「棋譜で綴る半生記 充実のとき」より。  昭和40年の1月ごろは、王将、棋聖の両タイトル戦を戦っていた。棋聖戦は勝てば永世棋聖になれる。王将戦は通算10期の記録をつくれる。それに五冠王は守りたい...