観戦記

観戦記

先崎学六段(当時)がとてもわかりやすく解説する羽生-郷田戦の連続大長考の中身

将棋世界1994年11月号、先崎学六段(当時)解説、記・野口健二さんの第35期王位戦〔羽生善治王位-郷田真隆五段〕第6局「妥協なき戦い」より。 決意表明 ―このシリーズでは、二局目の矢倉になりました。  郷田さんが先手なら矢倉でしょうね。▲...
絶妙手

羽生善治王座の、控え室の誰もが思いもつかなかった恐ろしい着想

近代将棋2004年10月号、中野隆義さんの第45期王位戦〔羽生善治王座-谷川浩司王位〕第3局観戦記「臨機応変、現場主義」より。  △3四歩(5図)が、谷川期待の反撃だ。▲同歩なら△4六角と飛び出して先手には角成を受ける形がなく、これはほとん...
観戦記

第4期竜王戦七番勝負第一局竜王戦バンコクツアー

将棋マガジン1992年1月号、故・田辺忠幸さんの「竜王戦ツアー印象記」より。  読売新聞の東南アジア衛星版発行を記念してのバンコクで行われた谷川浩司竜王-森下卓六段の第4期竜王戦七番勝負第一局は意外や意外、持将棋に終わった。私は「大山十五世...
観戦記

羽生善治竜王(当時)の観戦記(後編)

将棋マガジン1990年7月号、羽生善治竜王(当時)の第48期名人戦〔中原誠棋聖-谷川浩司名人〕第3局観戦記「突然の失速」より。 第3局まで  第1局は相掛かり、第2局は角換わりとお互いに先手を持った方が得意戦法で勝ち、まずは無難なスタートだ...
観戦記

羽生善治竜王(当時)の観戦記(中編)

将棋マガジン1990年7月号、羽生善治竜王(当時)の第48期名人戦〔中原誠棋聖-谷川浩司名人〕第3局観戦記「突然の失速」より。 名人王位・谷川浩司の強さ  谷川名人の強さは何と言っても「光速の寄せ」と言われている凄まじい終盤力だろう。そして...