読む

読む

銀座の詰将棋

将棋世界1971年1月号、倉島竹二郎さんの「南海の巨匠(13) -将棋界の御意見番大崎熊雄伝-」より。  関根新名人が誕生した翌年―大正11年の暮れのことである。  その日は、大崎七段が将棋師範をしている交詢社の稽古日であったが、暮で忙しい...
読む

「将棋を通して、人生の名人になれ」

将棋世界1997年6月号、畠山鎮五段(当時)の「研修会」より。畠山鎮五段はこの当時の研修会幹事。  研修会の中で、昇級者が非常に増えて、大変良い状態になってきた。  ただ、昇級して、それで安心してしまうケースが多いのが残念ではある。いくら昇...
読む

ハブに効く温泉

将棋マガジン1996年4月号、米長邦雄九段の「さわやか流・米長邦雄のタイトル戦教室」より。  王将戦の第3局は、萩山編集長と一緒に現地へ赴いた。七冠フィーバーを自分自身も直に触れてみたかったからでもある。私は福岡へ飛び、壱岐の島へ泊まりがけ...
読む

羽生マジックを不発に終わらせた谷川浩司九段

将棋世界1997年2月号、大崎善生編集長(当時)の編集部日記より。 11月29日  竜王戦第5局の衛星放送を将棋連盟の応接室で観戦。羽生竜王が最終盤の鬼手△7二金を指した瞬間に一緒に観戦していた森九段が「出たよ、出た出た」と大はしゃぎ。「こ...
読む

将棋界にとっての吉兆

将棋世界1995年4月号、「読者が作る声のページ レタープラザ」より。 六年目のファン  初めてお便りします。  羽生さんをきっかけに将棋ファンになって、そろそろ六年目になります。以前は人目を忍ぶ(?)様に、一人で雑誌を読んだり、TV将棋や...