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羽生善治五冠(当時)のプロ感覚からすれば非常識きわまりない絶妙な手順

将棋世界1997年4月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。  2月14日、羽生王将が4勝0敗のスコアで谷川竜王を降し、王将位を堅守した。谷川の調子が上向きであっただけに、この結果は意外でもあったが、今更ながら羽生の強さには舌を巻いた...
将棋ペンクラブ

棋界の隠れた記録

将棋世界1995年6月号、将棋普及指導員の大泉紘一さんのエッセイ「将棋の話あれこれ」より。  私はコンピュータ会社に勤める将棋マニアの一人で、棋歴は47年、本誌は40年来の読者です。昨年秋には加藤一二三、蛸島彰子両先生の推薦により、将棋普及...
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「見落とし」と「見損じ」

近代将棋1989年10月号、田辺忠幸さんの「将棋界 高みの見物」より。  A級順位戦の観戦記に「塚田、見損じの敗戦」という見出しがあったので、毎度のことながら、これはこれはと思った。なぜなら、将棋界ではあまり「見損じ」とはいわずに「見落とし...
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佐藤康光七段(当時)の闇の中

将棋世界1995年5月号、昇級者喜びの声B級2組→B級1組、佐藤康光七段(当時)の「闇の中で」より。  私は遂にハマッてしまった。  どうもこれは直ぐには抜け出せない迷路だな。早くて2、3年、ひょっとすると一生抜け出せないかもしれないぞ。 ...
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森下卓九段「将棋を覚えて28年、こんなに驚いたことはありません」

将棋世界2004年9月号、山岸浩史さんの「盤上のトリビア 第6回「創案者が一度も指していない新手がある」より。 新手誕生 「かぁぁぁぁぁぁっ!」  という大声の主は森下卓九段である。 「将棋を覚えて28年、こんなに驚いたことはありません」 ...