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「負ける数は他の人と変わりませんから」

将棋マガジン1992年6月号、鈴木輝彦七段(当時)の「方丈盤記」より。「散る桜 残る桜も 散る桜」 花見の季節になると思い出す好きな句だ。 桜ほど日本人の心に合う花もない。冬の枯れ木にあれ程見事な花を想像する事はできない。「木中の花」の故事...
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泣ける日記

将棋マガジン1992年7月号、奥山紅樹さんの「艶麗なるパンダにあらず(下)」より。 高群佐知子女流初段の、ある日の日記―。 ×月×日 負けた。この負けは大きいなんてものじゃない。超スペシャル・ショック。 家に帰るなり父に「今までなにやってき...
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林葉直子「私の愛する棋士達 第2回 内藤國雄九段の巻」

将棋マガジン1991年2月号、林葉直子女流王将(当時)の「私の愛する棋士達 第2回 内藤國雄九段の巻」より。「男が男に惚れるっていうのも変だが、応援してるって言っといてくれ」 内藤國雄―。名前を訊く度にこのセリフを想い出す。 三ヶ月ほど前に...
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1990年版「棋士個性派番付」(後編)

昨日に続き、将棋マガジン1991年2月号の「コマゴマ掲示板」に投稿された、名古屋の経営コンサルタントKさん(46歳、三段)による「棋士個性派番付」。今日は、西方の前に、年寄から。(番付、四股名、本名、得意技) 年寄横香車(よこぐるま)升田幸...
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1990年版「棋士個性派番付」(前編)

将棋マガジン1991年3月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 12月21日の話になるが、あの日、対局室に入ると、出来たばかりの本誌を見ながら、みんなくすくす笑っている。理由を聞くと、コマゴマ掲示板の、個性派番付が傑作だと言う。 ど...