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大女優が見た升田幸三

升田幸三実力制第四代名人は洋画家の梅原龍三郎と親交が深かった。 梅原龍三郎自身、将棋や棋士が好きで、名著「将棋は歩から」の装丁を行っている。 女優・随筆家の故・高峰秀子さんの「わたしの渡世日記」より。 私たち夫婦は、自分たちが畏敬するすべて...
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芹沢博文九段、逝く(後編)

将棋ペンクラブ会報2007年春号の対談で、二上達也九段は次のように語っている。二上 その頃は、私も稼ぎ頭の頃ですから。当時は賞金制ではないので、Aクラスにいて、九段戦、王将戦、王位戦、全部のリーグ戦に入っていて、懐がいいからついつい人に奢る...
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芹沢博文九段、逝く(前編)

将棋マガジン1988年2月号より。 1987年12月9日に亡くなった芹沢博文九段への追悼文などから。 第1回の「将棋の日」は、昭和50年に、蔵前の国技館で行われた。その、一大イベントの事実上の担当者が芹沢さんで、文字通り東奔西走されていた。...
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棋士の結婚1995

近代将棋1995年6月号、湯川恵子さんの「女の直感」より。 塚田泰明八段と高群佐知子初段が婚約しましたね。  二人の仲は3年ほど前から噂には聞いていた。”早指し戦事件”というのがあった。テレビ東京の早指し戦に二人そろって出演する予定があり、...
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「画学生と将棋を指す若い夜店商人」の淡い物語

大晦日の夜に読んで、とても印象深かった随筆。 将棋世界1973年3月号、町田進さんの将棋随筆「将棋の駒音」より。 Kさん(女性)は、画学生だったころ、上野の桜木町のアパートに住んでいて、近くの動物園に通って鷲ばかりスケッチしていた。  夜に...