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「大山さんだけは別格」

近代将棋1982年6月号、スポーツニッポン新聞社の松村久記者の第31期王将戦〔大山康晴王将-中原誠名人〕「とにかく、強い強すぎる………」より。 やはり千日手が流れを変えたのか?第31期王将戦七番勝負は、大山康晴王将が1勝3敗の劣勢をはね返し...
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タイトル戦対局開始寸前に起こった珍事

近代将棋1984年7月号、能智映さんの「呑んで書く 書いて呑む」より。 あれは第12期王位戦の大山-中原戦だった。この年の春から夏にかけ三度にわたる飛行機墜落事故があり、「飛行機はいやです!」という関係者を無理やり乗せて福岡に飛んだのでよく...
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藤井猛九段「こっちは細々と独りでやるしかない」

将棋世界2005年10月号、高橋呉郎さんの「感想戦後の感想 藤井猛九段」より。 その当時、藤井の将棋を先行逃げ切り型と評する向きもあった。中・終盤の強さより、「藤井システム」による序盤が傑出していたからである。 当然、「藤井システム」は、重...
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藤井猛九段「ややシラけていたのかもしれませんね」

将棋世界2005年10月号、高橋呉郎さんの「感想戦後の感想 藤井猛九段」より。 首を差し出したまま、相手が斬ってくれないときの心境は、どんなものか。平成14年3月、A級順位戦最終局のテレビ中継を観ながら、そんなことを考えさせられた。 図は藤...
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17歳の天才少年が抱いていた不安

近代将棋1982年6月号、木屋太二さんの米長邦雄棋王-櫛田陽一アマ五段(角落)観戦記「天才の世界」より。 今月の挑戦者は東京の櫛田陽一君。17歳。17歳といえば少年である。しかしこの少年、ただの少年ではない。いま売出し中の天才少年である。最...