自戦記

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郷田真隆四段(当時)「初めは、やりづらいなと思っていたが、日が経つにつれ、さあ戦おうぜ、の気分になってきた」

将棋マガジン1992年8月号、郷田真隆四段(当時)の第60期棋聖戦挑戦者決定戦〔対 阿部隆五段〕自戦記「思い切って戦いたい」より。  5月12日。  準決勝の対中原名人戦に勝ち、既に決勝進出を決めている阿部五段と、私にとっては3度目の棋聖戦...
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羽生善治棋王(当時)「何故ならタイトル戦で敗れるとその次の年はそのショックで勝ち上がって来ることが少ないからです」

将棋マガジン1992年6月号、羽生善治棋王(当時)の第17期棋王戦五番勝負第4局〔対 南芳一九段〕自戦記「早囲いの攻防」より。  今期の棋王戦は昨年に引き続き南先生との対戦になりました。  南先生の棋風は重厚で攻め気が強いという矛盾している...
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森内俊之五段(当時)「奨励会で返せなかった借りは順位戦で返すしかないと心にきめた。今回は5年前の雪辱戦である」

近代将棋1992年2月号、森内俊之五段(当時)の第50期C級1組順位戦〔対 佐藤康光五段〕自戦記「5年前の借りを返す」より。  昭和61年12月の第2奨励会での事、僕は三段で、その日の1局目まで12勝4敗、昇段まであと1勝としていた。(三段...
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羽生善治棋王(当時)「このような恐ろしい変化がこの戦法には敷き詰められていて、そこがたまらない魅力なのです」

近代将棋1992年2月号、羽生善治棋王(当時)の勝ち抜き戦〔対 田丸昇八段〕自戦記「会心の一局」より。  今月は久しぶりに自戦記ということで<勝ち抜き戦>田丸昇八段との一局からです。  田丸八段は駒が全く後退しないという激しい攻め将棋。また...
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羽生善治棋王(当時)「棋士にはそれぞれ、相性の良い、あるいは悪い棋戦がある。私にもそういうのがあって、どうしても勝てない棋戦がある」

将棋世界1992年3月号、羽生善治棋王(当時)の連載自戦記「一手が敗因」(第33期王位戦、対 島朗七段)より。  棋士にはそれぞれ、相性の良い、あるいは悪い棋戦がある。  私にもそういうのがあって、どうしても勝てない棋戦がある。  それは、...