読む 握り煙詰めと、その後のラーメン店での会話 近代将棋1996年10月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。 関西将棋会館に竜王戦決勝トーナメントの浦野-井上を見にいく。大勝負である。この日は4組敗者戦の郷田-田中魁秀もあった。 深夜、感想戦が終わってから浦野七段が「今度、近鉄将棋まつ... 2021.02.17 読む
読む 屋敷伸之七段(当時)「世の中に絶対はない。よくわかっているつもりなのですが、絶対に◯◯だとか言うと必ず逆のことが起こって頭を抱えることがよくあります」 将棋世界1996年8月号、屋敷伸之七段(当時)の「プロの視点」より。 世の中に絶対はない。よくわかっているつもりなのですが、絶対に◯◯だとか言うと必ず逆のことが起こって頭を抱えることがよくあります。 先日、友人宅に何人か集まって競艇のレース... 2021.02.16 読む
読む 五十嵐豊一九段「18歳で棋聖になったときには、ご両親を就位式に呼ばなかった屋敷君が、今回の表彰式には自分からご両親を招待したという。めったにないことだからというが、それだけ大人になったのでしょう」 NHK将棋講座1996年8月号、鈴木宏彦さんの「将棋マンスリー 東京」より。 6月20日、前期全日本プロトーナメントで優勝した屋敷伸之七段の表彰式が行われた。このところ表彰式といえば羽生七冠王がらみのものばかりだったので、妙に新鮮で親しみの... 2021.02.15 読む
随筆 田村康介四段(当時)「本来僕は寒さには強いと自負している。冬でも家では冷房を入れて寝ているし、富山のスキー場に、Tシャツ1枚とサンダルで行っておどろかれた事もある」 将棋世界1996年12月号、田村康介四段(当時)の「待ったが許されるならば……」より。某月某日(王将戦一次予選決勝) 相手は早見え早指しで有名な前田七段。何しろ元NHK杯選手権者である。当然ながら午前中から物凄いペースで進み、10時半頃には... 2021.02.14 随筆
読む 三浦弘行五段(当時)「一番好きな将棋は羽生将棋、です」 NHK将棋講座1996年9月号、畠山直毅さんの「若獅子三浦、暗闇に吼える」より。創られた投了図 神か、鬼か。1勝1敗で迎えた棋聖戦の天王山第3局。三浦五段がなす術なく投了した瞬間、控室は得体の知れない静けさに包まれた。「こんなにきれいに詰む... 2021.02.13 読む