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「ダンナがいるからって、そういういい方ないんじゃない」

大親友について語る。将棋マガジン1991年4月号、林葉直子女流王将(当時)の「私の愛する棋士達 中井広恵女流王位の巻」より。 彼女は雪国で育ったせいか、肌の色が透けるように白い。 きゃしゃな肢体は、今にも折れそうで、誰かがささえてあげなくて...
観戦記

「全く、誰かさんのおかげで1、2月の予定はガラガラ。悔しいので観戦記でいじめようと考えた私であった」

将棋マガジン1991年4月号、中井広恵女流王位(当時)の第17期女流名人位戦〔林葉直子女流王将-清水市代女流名人〕第3局観戦記「来年まで待っててネ!」より。―全く、誰かさんのおかげで1、2月の予定はガラガラ。悔しいので観戦記でいじめようと考...
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「この番組を見ていた女性ファンが将棋の内容はそっちのけで、郷田の顔ばかり見ていたという」

将棋マガジン1991年9月号、「公式棋戦の動き NHK杯戦」より。 将棋界で一、二を争う美形の郷田四段がテレビに登場した。 対戦相手は神崎五段で、乱戦模様から5図の局面に進む。 △3五歩の飛車取りに、先手の応手が注目されるところ。5図以下の...
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藤井猛四段(当時)の頭突きのような攻撃

将棋マガジン1991年9月号、「公式棋戦の動き 新人王戦」より。 小林(健)八段の四間飛車は有名だが、最近の若手では藤井猛四段の振り飛車も注目を浴びている。 勝率も高く、心憎い指し回しは見てとてもためになる。 対堀口五段戦でも渋い一着を指し...
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寡黙の向こう側

将棋マガジン1991年10月号、高橋呉郎さんの「高橋道雄 マイホーム・パパの挑戦」より。 高橋道雄九段が、まだ四段になりたてのころに観戦した。それまでは、高橋の顔さえ知らなかった。将棋は、相手の某ベテラン七段を「高橋君は強い!」と感嘆させる...