昨日は藤正樹だったので、今日は泉正樹七段の話。
今期、泉七段は本来の調子を取り戻したのか、順位戦は2連勝スタート。NHK杯は1回戦で行方八段に敗れたものの、今週も含め、ここ数週間の週刊将棋では談話が複数掲載されており、媒体への露出度も高まっている。河口俊彦七段の著書によれば、奨励会時代「西の谷川、東の泉」と言われていた時代もあったとある。
私が泉七段と初めて会ったのは10年前の新宿の酒場。たまたま隣の席だったのだが、泉七段は「将棋指しましょう!」と言って指導対局をしてくれた。私は恐縮の極地。
その後、当時、泉七段が数ヵ月毎に開催していた「女性将棋教室」にも呼んでいただいた。
女性への将棋の普及は極めて重要という泉七段の思いのもと、若手の女性が5~7名集まっていた。これは泉七段のボランティア。アマ強豪のKさんが師範代として参加していた。
教室が終わって飲み会。参加している女性の話を聞くと「私は羽生さんのファン」「私は丸山さん」「私は佐藤康光先生」。しかし皆に共通していたのは「このような機会を作ってくれている泉先生には大感謝です」。
少しして、泉七段が結婚をするという話を耳にした。奥様になるのは「女性将棋教室」に参加していた女性医師。私が「女性向け将棋教室」に行ったのは二度だが、二度とも奥様は、仕事の都合で欠席していた。
泉七段から「妻を紹介します、新宿で飲みましょう」という連絡があり、M七段、近代将棋中野編集長、アマ強豪のKさん、私が同席した。
奥様は奥菜恵にそっくりな素敵な女性だった。
=明日に続く=