私が反射的に「後ろめたい気持ち」というか「お詫びをしたい気持ち」になったという相手は小川誠子六段。
日曜日、NHK杯将棋トーナメントをご覧の皆様は、次のどの行動パターンを取られているだろうか。
(1)将棋トーナメントが終わったあとも「囲碁講座」をみる
(2)将棋トーナメントが終わる直前に他のチャンネルにする
(3)「囲碁講座」になった直後に他のチャンネルにする
私は(3)。
小川誠子六段は「囲碁講座」の聞き手や「NHK杯囲碁トーナメント」の聞き手を長らくつとめてこられた。
「囲碁講座」になった途端に他のチャンネルに変えていた私の脳裏に、小川誠子六段の顔が何度も焼付けられていたのだろう。
そうでなければ私が反射的に「後ろめたい」とか「申し訳ない」という気持ちにはならないと思う。
小川誠子六段も光り輝いていた。私は少し遠くから「ああ、優しそうで綺麗で素敵な人だな」と思いながら小川六段を見ていた。「あの時もっと囲碁講座をみておけばよかったな」とも思った。
これは女性棋士に限らず男性棋士もいえることだが、棋士はテレビでみるよりも実際に見るほうが魅力が3倍増する。
つづく