羽生四冠の昼食別勝敗を分析する(千駄ヶ谷篇)

今日は竜王戦決勝トーナメント準決勝、羽生善治四冠と森内俊之九段戦が行われる。(→中継

永世名人同士の熾烈な戦いが予想される。

ところで以前、羽生善治四冠のタイトル戦における昼食別勝敗分析を行ったが、今日は日本将棋連盟のある千駄ヶ谷での対局の昼食別勝敗の分析をしてみたい。

将棋棋士の食事とおやつ」のデータをもとに、2007年以降、千駄ヶ谷の将棋会館で行われた対局の羽生四冠の昼食別勝敗をまとめると次のようになる。(昼食情報のある対局のみを対象)

昼食

鍋焼きうどん  5勝0敗

とろろせいろ  3勝1敗

チャーシューメン  1勝1敗

冷やしきつねそば  1勝1敗

山菜そば  1勝0敗

親子丼  1勝0敗

力うどん  1勝0敗

冷やし中華  1勝0敗

タイトル戦での羽生四冠の必勝パターンは「きつねうどん」だったが、将棋会館では「鍋焼きうどん」が不敗の昼食。採用回数が多く、かつ勝率が10割。

とはいえ、羽生四冠が真夏に鍋焼きうどんを頼んだ事例はないので、今日の対局は「とろろせいろ」の可能性が高い。あるいは前回の片上大輔六段戦で見せた「山菜そば」のような新機軸を打ち出すのか、将棋の内容以外の今日の見所のひとつといえる。

夕食

羽生四冠の場合、昼食は麺類、夕食は非麺類であるケースがほとんど。

夕食の注文なし、あるいは夕食前に終了の場合もあるので、昼食よりも注文回数は少ない。

えびフライ定食  4勝0敗

鳥丼  2勝0敗

にぎり寿司  1勝1敗

ヒレカツ定食  1勝0敗

納豆巻 梅しそ巻  1勝0敗

ちらし寿司  0勝1敗

夕食においては、「えびフライ定食」が圧倒的な強さを誇る。

昼食「鍋焼きうどん」、夕食「えびフライ定食」が最強の組み合わせということになる。

一方の森内九段は、昼食、夕食とも注文なしのケースが多いが、注文した時は、千駄ヶ谷の肉豆腐定食で1勝0敗 、大阪での他人丼(温そば付) 1勝0敗と勝率10割。

もし注文がされるとすれば森内九段の昼食は「肉豆腐定食」の可能性が高い。