新四段が参加できる棋戦で、1回戦(または予選)から出場して、何勝すれば挑戦者になれるか調べてみた。
竜王戦…12連勝
王座戦…12連勝
棋王戦…12連勝(敗者復活の場合13勝1敗)
(以下の3棋戦はリーグ戦があるので対局数)
王位戦…11対局
棋聖戦…13対局
王将戦…14対局
(以下の4棋戦は優勝まで)
朝日杯将棋オープン戦…10連勝
銀河戦…最大16連勝
NHK杯…9連勝
新人王戦…7連勝
新四段がC2で順位戦を戦い、各棋戦で勝ち続け、各タイトルに挑戦して全てフルセットまでいったとする。このときの対局数合計が理論上の年間最多対局数になる。
どれくらいになるかというと、163局。
実際には棋戦によって期ずれがあるので、1年半以上2年未満で163局以上というのが正しい言い方になると思う。
ところで、歴代の年度対局数1位は2000年度の羽生善治四冠で89局(68勝21敗)。
2000年度の羽生四冠は
・A級順位戦
・竜王挑戦
・王位防衛
・王座防衛
・棋王防衛
・棋聖挑戦
・王将防衛
・全日プロ準々決勝
・銀河戦優勝
・NHK杯優勝
・早指し選手権準優勝
名人戦と全日プロを除く全ての棋戦で、防衛・挑戦・決勝進出にかかわっている。
近年の記録では2006年度に佐藤康光九段が86局(歴代3位タイ)。
トップクラスの棋士の場合は、100局いくかいかないか位が年間最多対局数の上限値なのかもしれない。
新四段の年間最多対局数の上限値は120~130局か。
どちらにしても、気が遠くなるようなすごい対局数だ。