会場は18時少し前なのに30人は来ている。
木馬亭は110席くらいなので、かなりなハイペース。
最終的には補助椅子が出されるほどの満席となった。
プロ棋士も数名来場している。
プログラムは
・あっち亭こっち(出版社勤務)15分
・バトルロイヤル風間15分
・女子将棋音楽隊15分
・木村家べんご志(木村晋介弁護士)25分
中入り 10分
・桂扇生(落語家)20分
・ビシバシ亭さちお(石橋幸緒女流四段)15分
・仏家シャベル(湯川博士) 25分
の順。
落語は、
桂扇生さんが「宮戸川」。
小網町に住む半七は、友人の家で大好きな将棋を指していて帰りが遅くなってしまい、家から締め出しを食ってしまう。
隣家のお花も友人宅でカルタをしていたら帰りが遅くなり、締め出しを食ってしまう。
ここから始まるのが「宮戸川」だが、お花も別の場所で将棋を指していて帰りが遅くなったと設定が変えられて演じられた。
小気味の良さと面白さ満点で、さすがプロの技。
あっち亭こっちさんは「時そば」。
知っている噺でも、あらためて聞くととても楽しめる。
大ネタ二題は
木村家べんご志「らくだ」
仏家シャベル「芝浜」。
プロ棋士を相手に平手、矢倉で立ち向かうような大胆な演目だが、それぞれ面白かった。
バトルロイヤル風間さんは、似顔絵を描いてもらいたい希望者に舞台へ上がってもらい、いろいろなことをインタビューしながら似顔絵を描く客いじり芸。即興で笑いを取るのだからすごい。
希望者が舞台へ上がってくるまでの間、羽生善治四冠、渡辺明竜王、谷川浩司九段の様々なバージョンの似顔絵も披露された。40代オヤジ風羽生四冠、ちょい悪風羽生四冠、フランス人風渡辺竜王、関西コテコテオヤジ風谷川九段、超二枚目風谷川九段など。
ビシバシ亭さちおさんは、反則ネタにはじまり、子供の頃の話、そして反則ネタで締める大爆笑漫談。
囲碁の「20歳の井山裕太名人誕生」報道よりも大きく取り上げられた反則。中継を担当していた北海道新聞のサイトへのアクセス数は史上最高となったということだ。
そういうことで、将棋寄席は21時頃終了。
中入りの時間には、石橋幸緒女流四段の色紙や演者の著作が当たる抽選会も行われた。
そして二次会は近所の居酒屋へ。
40人くらいの参加者。
この時期なので男女二人での来場者は皆夫婦と思ってしまうのだが、そうではないカップルも多かったようだ。
23時30分頃二次会は終了して、そこから三次会、四次会へ。
いかにも年末という感じがした。
(了)