棋聖戦第3局、社会人団体リーグ戦など

昨日の棋聖戦第3局は、羽生善治棋聖が深浦康市王位に勝って、3勝0敗で防衛を果した。

羽生三冠は名人戦に続いてストレート防衛。

今年度13勝2敗(0.867)と絶好調だ。

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棋聖戦第3局の昼食は、羽生棋聖が飛騨牛のハンバーグステーキ、深浦王位が稲庭うどんとおにぎりだった。

私が深浦王位の昼食を当てたのは初めてのことになる。

しかし、ここで気になるのが「稲庭うどん」。

三浦弘行八段も名人戦第4局2日目の昼食が稲庭うどんだった。

深浦王位、三浦八段とも、カド番で稲庭うどんを食べて敗れている。

ストレートのカド番での稲庭うどんは、今夏の鬼門になっているのかもしれない。

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とはいえ、稲庭うどんは美味しい。

特に酒を飲んだあとに食べる冷たい稲庭うどんは絶品だ。

滑らかでツルツルした舌ざわりと柔らかでコシのある麺の上品な味わい。

鍋焼きうどん、天ぷらうどん、肉南蛮うどんなど、具が入った温うどんを好む私だが、稲庭うどんだけは、薬味だけで冷たいままで食べてみたいと思わせてくれる唯一のうどんだ。

秋田県の名物だが、干しうどんなので、ゆで方さえ間違えなければ全国どこでも美味しく食べられるのが嬉しい。

動画で見る稲庭うどんの「美味しいお召し上がり方」

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今日から社会人団体リーグ戦(主催:東京アマチュア将棋連盟)が始まる。

1部16チーム

2部(2リーグ)32チーム

3部(3リーグ)48チーム

4部(2リーグ)32チーム

5部16チーム

の編成。1チーム最低でも7人なので、1000人を超える出場者数になる。

1リーグ16チームでのリーグ戦。

私が所属する原宿カサブランカは3部リーグ白9位からのスタート。

全体のど真ん中だ。

「原宿カサブランカ」は船戸陽子女流二段のお父様が1998年に創設したチームで、当時、原宿で経営されていたレストラン「カサブランカ」がチーム名の由来となっている。

社会人団体リーグ戦の出場チームは、道場系、職場系、学校OB系、サークル系、店系など様々。店系とは、新宿の「一歩」、「あり」、池袋の「スマイル」など将棋と関わりの深い店のお客さんなどでチームを組んだもの。

原宿カサブランカも店系になるが、既に閉店した店なので、アマ強豪伝説の店だった「リスボン」(2部リーグ赤)とともに、唯二つの閉店系になる。

これから10月まで、1日あたり4戦の団体戦を4回、個人戦を1回行い、昇降級を決める。

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私は、20世紀までは大野流三間飛車(▲5七銀型)を中心に指してきたが、今世紀になってからは石田流本組み、升田式石田流オンリー。

美濃囲いは低い陣形のままで、高美濃以上にしない。

石田流にできない時(▲7六歩△8四歩▲9六歩△8五歩)は、▲7八金型向飛車。

相手が振飛車なら、意地でも相振飛車。

昭和の攻める振飛車党保守派極右グループのような将棋だが、今年はどこまで通用するか…