「渭水苑」は旅館ではなく料亭で、元は1977年に16億円の費用で建てられた邸宅だった。
「渭水苑」では結婚式も行われるので、徳島版の「椿山荘」といえるかもしれない。
[渭水苑のランチメニュー]
渭水苑の料理は本格懐石料理であり、盛夏限定ランチ(2,100円)の例では次のような献立になっている。
先付 日替わり小鉢二種盛り
造り 鰆の焼霜 あしらい一式
冷し鉢 炭うどん 温度卵 刻み葱 生姜
焼物 阿波尾鶏の八幡巻き 粉山椒 はじかみ
油物 甘海老のクリームコロッケベビーリーフ プティトマト オーロラソース
食事 紫蘇若芽御飯
香物 五種盛り合せ
止椀 赤出汁
水菓子 西瓜 黒胡麻プリン
[渭水苑の昼食実績]
渭水苑では何度も王位戦が行われているが、記録があるのは2006年の一度だけ。
将棋棋士の食事とおやつによると、
羽生善治王位(当時)が、二日間とも松花堂弁当で、一日目の内容は次の通り。
煮物 信田豆腐献珍 小芋白煮長茄子田舎煮 菊菜
造り 鮪角作り 鳴門鯛 あしらい スダチ
焼八寸 伊佐木柚子胡椒焼 床節旨煮秋鯖青菜巻 烏賊唐墨石焼千代口素麺南瓜酢浸し
揚物 笹身明太子巻揚 焼鱧天婦羅小切茄子青唐鳴門金時芋柚子塩 レモン
佐藤康光棋聖(当時)は、二日間とも、うどん(鳴門若布・刻み京葱・一味) とおむすび。一日目だけ天婦羅(海老 鱧 小切茄子 青唐子) を付けた。
[昼食予想]
メニューは、王位戦特製の松花堂弁当かうどんに限られると読みたい。
予想は次の通り。
深浦康市王位
一日目 うどん、天婦羅、おにぎり
二日目 松花堂弁当
広瀬章人六段
一日目 松花堂弁当
二日目 うどん